若白髪の原因とは?どうやって予防する?―中国メディア

人民網日本語版    2021年10月22日(金) 8時40分

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「腎臓が悪いと白髪が増える」「糖分をたくさん取ると白髪が増える」など、白髪については、いろんな説がある。

「腎臓が悪いと白髪が増える」「糖分をたくさん取ると白髪が増える」など、白髪についてはいろんな説がある。また、「ショウガを頭に擦り付けると白髪を改善できる」など、その対処方法のほか、「白髪は抜いてはならず、1本抜くと10本生えてくる」など、やってはいけないことについてもいろんな説がある。

ここでは、そんな髪の毛が白くなるメカニズムや予防策などについて調べてみよう。

■髪はどうして白くなる?

髪の毛は頭皮の毛穴から生えている。その毛根にある丸い部分は毛球と呼ばれ、その中には重要な2種類の細胞があり、その一つが髪の毛を作り出す「毛母細胞」だ。そして、もう一つが色素形成細胞の「メラノサイト」で、それが髪を黒くする。

つまり、毛母細胞に問題が発生した場合、髪の毛が生えなくなり、メラノサイトに問題が発生した場合は、生えてくる髪の毛が黒くならずに、白くなってしまうということになる。

■若白髪の原因は?

まず、遺伝が非常に重要な要素となっている。もし父親と母親が若い頃から白髪だったという人は、同じく若白髪になりやすい。

次に栄養だ。摂取する栄養が不足すると、メラノサイトの働きが妨げられ、髪が白くなる。

その他にはストレスやプレッシャー、ホルモンの状態などとも関係がある。「一晩で頭が真っ白になった」というケースを耳にすることがあるが、これは悲しいことが生じて、強いショックを受けると、白髪が突然増えるということがあるようだ。

医学的には、そのような現象は、免疫攻撃の一種とされており、原因は強いストレスにさらされて体内のホルモンバランスが突然崩れ、免疫細胞が毛穴の中のメラノサイトに対する攻撃が誘発されるからだとされている。

この他にも長期にわたってストレスを感じていると、交感神経の働きが乱れるほか、各種ホルモンバランスが崩れ、毛囊の幹細胞が異常に活性化されたり、消耗されたりし、脱毛や白髪につながる。

また、心血管疾患や甲状腺系の疾患、脳下垂体系の疾患なども白髪の原因となる。

しかし、腎臓機能と白髪は全く関係ない。

■白髪を1本抜くと10本生えてくる?

髪を抜いた場合の最悪の結果は、抜き方が原因で毛穴が損傷を受け、髪が生えてこなくなることで、抜くことが原因で白髪が増えるということはない。つまり、白髪を1本抜くと10本生えてくるということはあり得ない。

■白髪はどうやって予防すればいいか?

マッサージなどで血流を良くしたり、ビタミンを摂取したりすることで、頭皮の栄養環境を改善することができる。

また、ストレスを解消する方法を見つけ出し、早寝早起きや運動といった優れた生活習慣を身につけ、リラックスするようにするだけでなく、ホルモンバランスに注意することも重要な白髪予防の方法だ。

一方、ショウガを頭皮に擦りつけるというのは、白髪予防にはならない。

また、ある研究によると、たばこの吸い過ぎやお酒の飲みすぎ、肥満なども白髪の原因となるため、健康的な生活習慣を保つことも非常に大切だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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