チェン・リーノンが台湾映画「時光機」から降板発表、「一つの中国」原則は揺るがないと表明

anomado    2021年10月26日(火) 14時50分

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台湾映画「時光機」への出演が決定していた歌手で俳優のチェン・リーノンが25日、声明文を発表して降板を明らかに。声明文の中で、「一つの中国」の原則は揺るがないと公表している。

台湾映画「時光機」への出演が決定していた歌手で俳優のチェン・リーノン(陳立農)が25日、声明文を発表して降板を明らかに。声明文の中で、「一つの中国」の原則は揺るがないと公表している。

台湾出身で21歳のチェン・リーノンは2017年、中国のアイドルオーディション番組「偶像練習生」(Idol Producer)に参加して2位を獲得し、男性グループNINE PERCENTの一員としてデビュー。以来、中国を拠点に活動して人気を集めている。先月中旬には台湾映画「時光機」に出演するため、すでに台湾へ戻って2週間の隔離期間中にあると報じられていた。

中国の同名人気小説を実写化する「時光機」は、中国ですでにドラマ化され、「循環初恋」のタイトルで今年7月に配信済みの作品。ツァイ・イーフェン(蔡怡芬)監督がメガホンを取り、今月25日のクランクイン予定を発表していた。しかし、この映画が台湾文化部からの補助金を得たプロジェクトであり、さらにツァイ・イーフェン監督が過去に、台湾や香港の独立を支持する発言をしたとの話題が中国のネット上で拡散され、クランクイン当日に向けて、ネットユーザーやチェン・リーノンのファンから批判の声やボイコットを叫ぶ声が高まっていた。

25日、チェン・リーノンのマネジメント側が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に声明文を発表。「時光機」からの降板を明らかにし、チェン・リーノン自身が「一つの中国」の原則は揺るがないという考えを持っていることを公表した。さらに、「今後は慎重な態度で仕事を厳選するとともに、今回の件ではチェン・リーノン氏および彼を応援する人々におわびを申し上げる」と、出演作の選択を誤ったことを示して理解を求めている。(Mathilda

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