8カ国語の冬季五輪用語13万2000語収録のプラットホームを一般公開―中国

人民網日本語版    2021年10月29日(金) 23時20分

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北京冬季五輪まで残り100日を切り、五輪組織委員会は「冬季五輪競技・種目名詞」をこのほど発表。さらに、冬季五輪用語プラットホームを一般公開した。

北京冬季五輪まで残り100日を切り、五輪組織委員会は「冬季五輪競技・種目名詞」をこのほど発表。さらに、冬季五輪用語プラットホームを一般公開した。北京日報が報じた。

冬季五輪用語プラットホームには、北京冬季オリンピック・パラリンピックの全ての競技の種目の名詞が収録されており、中国語、英語、フランス語、日本語、韓国語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語の8カ国語をカバーしている。北京冬季五輪の翻訳・通訳従事者やボランティア、選手、審判、報道陣にサービスを提供するのがその目的だ。その他、同プラットホームには、冬季五輪競技の機械翻訳サービスと冬季五輪のナレッジグラフも組み込まれており、冬季五輪に関する知識を多くの人に伝え、文化を発信する点でも一役買うことになる。

冬季五輪用語プラットホームのプロジェクトの首席専門家を務める、北京語言大学の劉和平(リウ・ホーピン)教授によると、「冬季五輪競技・種目名詞」には、8カ国語の用語合わせて13万2000語が収録されている。うち、中心となる競技の用語が合わせて7100語で、データバンクの方式で保存され、各用語の意味や語源、使用例、分類のサブドメインなどをチェックできるようになっている。劉教授は、「これは世界最大規模の冬季五輪競技の多言語用語バンク。作成の過程ではたくさんの困難を克服しなければならなかった。問題は、言語や文化が異なる中、どのように正しく統一するかという点に集中していた。『冬季五輪競技・種目名詞』の各名詞は、意義を揃える形で記載しており、世界初の多言語で意義が揃えられた冬季五輪関連の辞書となっている」と説明する。

冬季五輪用語プラットホームの第1版と第2版は、2018年と19年に五輪組織委員会に引き渡され使用されている。新版のプラットホームは、ウェブブラウザ、アップル、アンドロイドのスマホ・モバイル端末に対応しており、モバイル端末は、音声認識、画像翻訳などの検索機能が新たに加わっている。その他、第1版と第2版は冬季五輪組織委員会内部での使用に限られていたものの、新版は一般向けに公開され、冬季五輪競技・種目用語を8カ国語でチェックできるほか、冬季五輪組織委員会、五輪言語サービスボランティアが継続的にアップデートする新規用語も検索でき、データバンクの動的更新を実現している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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