ソフィー・マルソーも出演の映画「トゥーランドット」が惨敗、名監督に豪華キャストも効果なし

anomado    2021年11月1日(月) 20時50分

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オペラ作品で知られる「トゥーランドット」の世界を描く中国映画「図蘭朵:魔咒縁起」が、有名監督と脚本家、豪華キャストを揃えながらも、公開から2週間を経て惨敗状態となっている。

オペラ作品で知られる「トゥーランドット」の世界を描く中国映画「図蘭朵:魔咒縁起」(The Curse of Turandot)が、有名監督と脚本家、豪華キャストを揃えながらも、公開から2週間を経て惨敗状態となっている。

映画「図蘭朵:魔咒縁起」は、小説家で脚本家のワン・シャオピン(王小平)による小説「三色鐲」を実写化した作品。中国の神話と神秘的なパワーを持つ三色の腕輪をめぐる、東方の姫トゥーランドットの物語となる。ワン・シャオピンの夫で、ドラマ「ニューヨークの北京人」「宮廷の諍(いさか)い女」「ミーユエ 王朝を照らす月」、映画「刮痧」など数多くのヒット作で知られるジョン・シャオロン(鄭暁龍)監督がメガホンを執り、人気女優のグアン・シャオトン(関暁彤)が主演。俳優チアン・ウェン(姜文)やフー・ジュン(胡軍)、仏女優ソフィー・マルソー、米俳優ディラン・スプラウスといった豪華なキャストが出演している。

中国で今月15日から公開されている「図蘭朵:魔咒縁起」だが、30日現在の興行収入はわずかに1880万元(約21億円)となっている。ドラマや映画の情報サイト最大手・豆瓣(douban)では、ユーザー評価が10点満点のうち3.7点から、その後は3.4点に転落。公開された資料では投資額3億元(約53億円)の巨大プロジェクトだったが、惨敗状態を呈している。

監督・脚本・名優や人気女優がそろった同作が、思いがけず散々な状況に陥っていることについて、ニュースサイトの網易(Net Ease)ではその敗因を、「まったく栄養分のない異文化のごった煮」と酷評している。さらに網易では、ハリウッドスターも出演しながら惨敗となった2016年の中国映画「グレートウォール」(長城 / The Great Wall)を例に挙げ、「豪華キャストだけを頼みに、やみくもに投資した痛い失敗に学んでいない」とも報じている。(Mathilda

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