中国のポータルメディアサイトの網易は10月31日、「日本人のキッチンは中国よりもずっと小さいのに、どうして圧迫感がないのか？ 。原因は細かい部分にあった」と題する記事を発表した。

記事は冒頭部分で「今では多くの若者のキッチンはきれいで清潔。ここでおいしいものを作ったり、生活の基盤とすることができる。しかし台所の中がごちゃごちゃになっていると、気分に影響してしまうのではないか」と問い掛けた。

そして、キッチンが乱雑になる理由として、「条件をもっとよくしようと考えて、いろいろな物を買いこんでしまう。時間が経過すれば、場所をふさぐ物が耐えられないほど乱雑に並ぶ」と指摘した。そして、キッチンがごちゃごちゃしてしまえば、そんなキッチンからは遠ざかってしまうとの見方を示した。

その上で、日本の家のキッチンはきれいで清潔と紹介した上で、最大の理由は油汚れが少ないことと指摘した。さらにその理由として、日本人が作る料理は油をあまり使わず、「中国式キッチン」では、おいしい物を作ろうと思えば油を多く使うので、油汚れも自然に増えると論じた。

ただし記事は、日本人のキッチンに油汚れが少ないのは、油の使用量が少ないからだけではなく、油汚れを除去するための湿った使い捨ての不織布の商品を使っていることも大きく関係していると指摘。また、油汚れをきれいに取り除くだけでなく、使った後はかすかな芳香も残るなどと商品の特徴を紹介した。

また、日本人主婦は鍋の内部や外部の底部分にこびりついた汚れを取り除くために、専用の除去クリームを用いるなどで、中国人がよく使うスチールウールなどよりも、よほど簡単便利に汚れを落としていると紹介した。

記事はさらに「日本の主婦の台所はいつもきれいで、ちりひとつない、これは彼女らの強大な収納能力と切り離せない！ 。ほとんどの日本の台所はきちんと整理されている！」と紹介した。

記事は、キッチンにあって、とかく乱雑になり汚れやすい場所に冷蔵庫の内部があると指摘。整理して保存するために、冷蔵庫内で食材や食品を保存する際には、クラフト紙を使った袋やプラスチック製の透明な容器を使って分類・整理しておけばよいと説明して、「私の家でも、このような収納容器を使うようにした。今では、キッチンはきちんと整って、ごちゃごちゃしなくなった」と紹介した。

結論として「あなたの家の台所が散らかっていて、足の踏み場がほとんどなく、油まみれになっているのであれば、掃除や収納の方法を試してみて、家庭の幸せ感を手軽に向上させてはどうでしょうか」と、読者に呼び掛けた。（翻訳・編集/如月隼人）