Record China 2021年11月7日(日) 7時0分
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台湾メディアのETtodayは1日、英誌エコノミストの調査部門が予測した2022年の十大リスクシナリオについて、「四つが中国絡みだ」と報じた。写真は北京。
台湾メディアのETtodayは1日、英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が予測した2022年の十大リスクシナリオについて、「四つが中国絡みだ」と報じた。
記事によると、EIUは世界の経済成長やインフレ、さらには政治的緊張のエスカレートに影響する可能性のある10のリスクシナリオを予測。中国が絡んでいるのは最初に挙げられた「米中関係の悪化、世界経済に完全なデカップリングを強いる」の他、3番目の「中国の不動産暴落、経済成長の深刻な鈍化をもたらす」、7番目の「中国と台湾の衝突、米国は介入を余儀なくされる」、8番目の「欧州と中国の顕著な関係悪化」で、「米中関係の悪化」と「不動産暴落」については「可能性は高い」と評価した。また、台湾との衝突の可能性は「低」、欧州との関係悪化の可能性は「中」とした。
EIUのリポートは「米中関係の絶え間ない悪化は制裁と貿易規制をもたらし、科学技術、金融および投資などを含む分野が影響を受ける」と述べ、「極端な状況においては第三国が経済上の中立を保てなくなり、中国支持あるいは米国支持に分けられる可能性がある」と指摘。科学技術の基準が異なる二つのサプライチェーンの運営を招く可能性にも言及した。
EIUはさらに、22年は世界全体で普遍的に社会の動揺が出現すると予測し、「政治情勢がすでに高度に緊張している国はとりわけ高いリスクに直面し、経済が新型コロナのダメージを最も受けた国も同様だ」と述べたという。(翻訳・編集/野谷)
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