Record China 2021年11月3日(水) 7時20分
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日本で新型コロナウイルスの感染者数が大幅に減少した要因について、台湾の専門家が見解を語った。
日本で新型コロナウイルスの感染者数が大幅に減少した要因について、台湾の専門家が見解を語った。台湾メディア・自由時報が1日付で伝えた。
日本での感染者減をめぐり、デルタ変異株のゲノムのミスを修復する酵素が変異し、修復が間に合わなくなったことでウイルスが死滅した可能性が指摘されていることについて、台湾の中央感染症指揮センター医療対応チームの羅一鈞副チーム長は「ウイルスの変化はあくまで副次的な要素」との見方を示した。
羅氏は「さらなる資料の分析が必要」としながらも、「感染症全体の抑制について、学理的に言えば、ウイルスの変化や突然変異が重要な要素となる場合がある。ワクチンの効果を助ける変化であればより良い。集団免疫の形成に良い効果をもたらし、感染症の抑え込みにプラスに働く」と述べた。
一方で、「一般的に流行状況の緩和は、一つはワクチン接種率の高さによる。日本のワクチン接種率はここ数カ月で急速に増加した。これまで一部の人は接種をためらっていたが、7、8月に感染が拡大すると接種希望者がますます増え、全体の接種率が上昇した。もう一つは、人々のコロナ対策の順守レベルが高まったこと。これらはいずれも感染症抑制の主な要因である。ウイルスの変化は比較的小さなもので、おそらく主な要因ではなく副次的な要因だと思われる」との見方を示した。(翻訳・編集/北田)
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