「海南椰雕」は、椰子の実や木を原料として制作される伝統彫刻芸術の一つで、2008年に「国家級無形文化遺産リスト」に登録された。

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「私は椰雕を初めて見た時から、この芸術の虜になった」と話す柯秋楓さん（51）は、海南椰雕の代表的な省級伝承者だ。柯さんは1994年に元・海口椰雕工芸廠でこの仕事に就いた。そして師匠について10年間技術を学んだ後、独立して椰雕工芸品の制作を始めた。

柯さんは「唐代にはすでに海南椰雕に関する記録が残されており、1000年以上の歴史を誇る。椰雕は装飾画や花瓶、置物などの芸術品のほか、器やひしゃく、ティッシュケース、茶筒などさまざまな生活用品にも取り入れられている」と紹介した。

柯さんは自ら椰雕を制作するだけでなく、毎週、海南職業技術学院の学生に椰雕芸術の講義も行っており、この伝統芸術の継承に努めている。（提供/人民網日本語版・編集/KM）