女優のヤン・ミー（楊冪）と俳優のウィリアム・チャン（陳偉霆）が主演する中国ドラマ「斛珠夫人」が、11月10日から動画配信サービスの騰訊視頻（テンセント）で独占配信をスタートする。

7日、「斛珠夫人」の中国版ツイッター・微博（ウェイボー）公式アカウントをはじめ、ヤン・ミー、ウィリアム・チャンがそれぞれのウェイボーで発表し、明らかになったもの。昨年9月のクランクアップ以降、配信が待たれていた同作は人気同名小説を実写化で、架空の九州大陸にある大徵王朝を舞台に、鮫女が残した「鮫珠」の災いで家族を失った娘・海市と、大徵の皇帝、権臣の方緒の3人を軸に、権力抗争と恋愛模様を描くファンタジー作品となる。

主演のヤン・ミーにとっては、2018年6月に配信開始した「扶揺（フーヤオ）～伝説の皇后～」以来、約3年半ぶりの時代劇となる。ヤン・ミーとウィリアム・チャンは14年の「古剣奇譚～久遠の愛～」、16年の映画「爵跡 無道王朝伝説」で共演しているが、主演同士でタッグを組むのは今回が初めて。なお、「古剣奇譚」は女優ジェン・シュアン（鄭爽）の、「爵跡」は女優ファン・ビンビン（范冰冰）の不祥事でそれぞれ、動画配信サービス各社から削除されて姿を消している。

香港出身のウィリアム・チャンは13年から中国へ進出し、翌年の「古剣奇譚」でブレークして人気を獲得。これまで、チャオ・リーイン（趙麗穎）やリウ・シーシー（劉詩詩）、グリナザ（古力娜扎）といった人気女優たちとカップルを演じてきたが、ヤン・ミーとはこれが初めて。この2人の組み合わせがどのような雰囲気を作るのか、配信開始を目前にネットでは期待の声も集まっている。（Mathilda）