アニタ・ムイの伝記映画「梅艶芳」が北京プレミア、チャン・イーモウ監督らが思い出を語る

anomado    2021年11月10日(水) 22時50分

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香港の歌手で女優アニタ・ムイの伝記映画「梅艶芳」が9日、北京市でプレミア上映を行い、チャン・イーモウ監督やフォン・シャオガン監督らが出席した。

香港の歌手で女優アニタ・ムイ(梅艶芳)の伝記映画「梅艶芳」が9日、北京市でプレミア上映を行い、チャン・イーモウ(張芸謀)監督やフォン・シャオガン(馮小剛)監督らが出席した。

香港を代表する女性トップスターだったアニタ・ムイは2003年12月、子宮頸(けい)がんのため40歳の若さで他界。その波瀾の生涯を描く映画「梅艶芳」は、「コールド・ウォー」(寒戦) シリーズなどで知られるリョン・ロクマン(梁楽民)監督が手掛け、今月12日から香港はじめ中国、台湾で公開予定となっている。

9日、北京市で行われたプレミア上映には、生前に親交があったチャン・イーモウ監督も出席。映画について「何度も涙がこぼれ、もう長年会っていないので彼女を恋しく思った」と語っている。

チャン監督は04年の映画「LOVERS」でアニタ・ムイをキャスティングしていたが、容体が悪化したことで中国の女優ソン・ダンダン(宋丹丹)を代役に起用。しかし最後までアニタ・ムイを待ち続けていたといい、その心情を綴った手紙を本人に送ったことも明かしている。「もう無理なのは分かっていたが、彼女を少しでも励ましたかった」と、当時の心境について語っている。

フォン・シャオガン監督も映画「梅艶芳」の表現が非常に細やかで、涙が止まらなかったと絶賛している。アニタ・ムイの生前、不治の病であることを知らされショックを受けたことを鮮明に覚えているといい、「大丈夫よ、死ぬのは怖くない」と目の前で言われた時の衝撃は、あまりにも大きかったと明かしている。

映画「梅艶芳」では今月4日、チャン・イーモウ監督やフォン・シャオガン監督はじめ、女優のタン・ウェイ(湯唯)らが、この映画とアニタ・ムイを語るスペシャル動画を解禁しており、劇場公開に向けて盛り上がりを見せている。(Mathilda

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