中国各地でドカ雪、高速封鎖に列車運休、休校も続出―中国メディア

人民網日本語版    2021年11月12日(金) 0時40分

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中国の多くの地域で今シーズンの初雪が観測された。

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先週末、中国の多くの地域で今シーズンの初雪が観測された。人民網が各社の報道をまとめて報じた。

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内モンゴル自治区通遼気象局は8日正午、北方エリアの草原都市である同自治区の通遼市が「ドカ雪」に見舞われ、7日からほとんどの幼稚園、小中高校が休校となっているほか、空港も閉鎖されていることを明らかにした。通遼市の気象当局によると、現時点で、6センチから50センチほどの積雪となっている。

■寒波の勢い衰えず、降雪の中心は東北エリアに

寒波は勢いを保ったまま、中国南方エリアにも襲来し、ほとんどの地域で最高気温が急降下している。その他、降雪の中心は東北エリアに移動し、中央気象台は9日午前6時に豪雪青色警報を発令した。

9日午前8時から10日午前8時にかけて、内モンゴル北東部や遼寧省中・北部、吉林省南部、黒竜江省西部などの一部の地域で大雪となり、局地的に豪雪(10~13センチ(となると予想されている。上記の一部の地域では新たに3~8センチ積雪し、局地的には10センチ以上となりそうだ。

■各地で休校、鉄道運休

大雪や寒波の影響で、多くの地域が休校を発表しているほか、一部の鉄道が運休し、道路が閉鎖されている。

内モンゴル自治区の通遼市や遼寧省の瀋陽市、黒竜江省綏化市、吉林省長春市などの小中高校は大雪で休校を発表した。

■東北エリアと内モンゴルで大雪となった理由は?

遼寧省気象台の首席予報士・周春暁(ジョウ・チュンシャオ)氏は、「全体的に見れば、複数の前線が急速に発達し、冷たい空気と暖かい空気が激しくぶつかった結果だ」と説明する。

内モンゴル自治区気象台の首席予報士・張桂蓮(ジャン・グイリエン)氏は、「主に新疆ウイグル自治区の寒気が東の気圧の谷へと移動しているのが原因。ゆっくりと東へ移動する過程で、少しずつ寒冷渦へと発達した。寒冷渦は移動する速度が遅いため、長時間、広範囲に雨や雪を降らすほか、強風となり、気温が下がる」と解説する。

■異常気象?

周氏によると、「遼寧省西部エリアの降雪量はすでに、気象記録のある1951年以来最多を記録している。中・北部の一部の地域では雪が降り続いており、過去最多を記録する可能性がある」ということだ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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