20億年で1秒の誤差…K-光格子時計が世界標準に仲間入り=歓喜に沸く韓国ネット「韓国最高!」

Record China    2021年11月11日(木) 16時20分

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10日、韓国・ヘラルド経済は、韓国が開発した光格子時計が、20億年で1秒程度の誤差という正確さで世界時間の基準となる協定世界時の生成に参加したことについて伝えた。資料写真。

2021年11月10日、韓国・ヘラルド経済は、韓国が開発した光格子時計が、20億年で1秒程度の誤差という正確さで世界時間の基準となる協定世界時の生成に参加したことについて伝えた。

記事によると、韓国標準科学研究院(KRISS)の標準年時間標準グループ原子機半量子標準チームが、2014年に初めて開発したイータービウム光時計「KRISS-Yb1」の性能を従来より20倍以上向上させ、世界協定時に参加することに成功したことが分かった。「KRISS-Yb1」は20億年で1秒程度の誤差しか出ないほど正確だという。これにより韓国は、フランス、日本、米国、イタリアに続き光格子時計で協定世界時の生成に貢献した5番目の国になった。

協定世界時(UTC)は、世界が共通の時間を維持できるように同期された科学的時間の標準だ。世界各国がこれを利用して1秒を合わせており、電子商取引、通信、ナビゲーション等の基準として使われている。現在、時間単位の1秒は、約90億ヘルツ帯域のマイクロ波セシウム原子時計で定義されているが、数百兆ヘルツ帯域の光周波数で動く原子時計である光格子時計の精度が100倍以上良いことから、2030年頃に光格子時計を利用して秒が再定義されると予想されているという。

協定世界時の生成に参加するには、自国の技術力で時計を保有しなければならず、その値が正確かつ安定的でなければならない。これは国際度量衡局(BIPM)に6カ月以上の測定値を提出すれば、厳密な審査を経て承認される。ちなみに、協定世界時は月に1度、国際度量衡局で発表されている。

今後「KRISS-Yb1」は協定世界時の生成に持続的に参加するだけでなく、大韓民国時間の標準であるUTC生成にも利用される予定。リアルタイムのUTC運用と精度向上を通じて、インターネットおよび無線ネットワーク、電力ネットワークなどの性能増大が可能で、韓国型航法システム「KPS」のための時間標準にも活用される見通しだという。

これを受け、韓国のネット上では「韓国最高!」「みなさんの苦労に感謝します」「韓国人は何か一つやらせれば最高を目指す。本当にすごい民族」など歓喜に沸く中、「政治家さえちゃんと選べたらいい国なのに」「尿素水一つろくに用意できずアワアワしてる国のどこが先進国?」などと韓国が抱える問題を指摘したり、「またK?K発掘部署は仕事が忙しそうだね(笑)」「もうKはやめて。ほら、文大統領がまたおこぼれにあずかろうとするから」とうんざりするユーザーも見られた。

また、日本と関連して「でも韓国はまだ東京と同じ標準時を使ってるよね。(統治からは)独立したけど独立していないようなもの」という嘆き節や、「20億年に1秒?誰が確認するの?」「それより2000年以内に人類は滅亡するだろう」と否定的な声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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