東京五輪金メダルのアジア系選手に差別「コショウを振りかけられた」―中国メディア

Record China    2021年11月13日(土) 22時30分

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12日、中国新聞網は、東京五輪体操女子個人総合の金メダリストである米国のスニーサ・リーさんが、米国内で人種差別被害に遭ったことを告白したと報じた。

2021年11月12日、中国新聞網は、東京五輪体操女子個人総合の金メダリストである米国のスニーサ・リーさんが、米国内で人種差別被害に遭ったことを告白したと報じた。

記事は、米国中文網の報道を引用し、リーさんが先日、米ポップカルチャー系メディアの取材を受けた際に、数週間前に米ロサンゼルスから地元のミネソタ州セントポールに戻る時にアジア系住民を差別する言葉を浴びせられたと告白したことを紹介。リーさんによると、その日はアジア系女性の友人とUberで手配した車を待っていたという。その際、1台の車がやってきて、中の人物が車を運転しながら差別的な罵声を浴びせるとともに「もとの場所に帰れ」などと言い放ったほか、車内の別の人物がリーさんの腕に催涙用のコショウを撒いたという。

リーさんは取材に対して「腹が立ったが、彼らは逃げてしまったので何もできなかった。私は彼らに何もしていない。私に面倒が降りかかるようなことはしたくなかったので、成り行きに任せるしかなかった。不愉快だが、起こったことを話すことが大切だということは分かっている」と語ったという。

リーさんは18才。来年アラバマ州のオーバーン大学の体操チームに加入する予定で、来年の試合のチケットはすでに売れ切れたという。リーさんが「あらゆる人の視線が私だけでなく、私の大学のチーム全体に向けられることになる」と述べ、自身の影響力が大きくなっていることを意識する様子を見せたことを記事は伝えた。(翻訳・編集/川尻

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