中国共産党系の環球時報（電子版）によると、インドのビピン・ラワット国防参謀長は11日、メディア主催のフォーラムで、「インドの最大の敵はパキスタンではなく中国」との認識を示した。

中印間で国境が定まっていない地域をめぐり、両国の軍は先月、司令官級の会合を開いたが、主張が対立したまま物別れに終わっていた。

両国の軍は昨年、国境を争うヒマラヤ山脈地帯で衝突した。ラワット氏は、「両国はそれ以来、ヒマラヤの国境に沿ってインフラ、軍隊、軍事装備を追加している」とし、「インドは国境地域や海上でのあらゆる不幸に対処する用意がある」とした。

また「信頼の欠如」と「疑惑」が両国間の国境紛争解決の妨げになっているとの考えも示した。（翻訳・編集/柳川）