中国初の海またぐ高速鉄道が合流、「台湾統一へのタイムスケジュール」と注目―米華字メディア

Record China    2021年11月17日(水) 6時20分

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15日、米華字メディア・多維新聞は、福建省で建設中の中国初となる海をまたぐ高速鉄道の橋がつながったと報じた。

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2021年11月15日、米華字メディア・多維新聞は、福建省で建設中の中国初となる海をまたぐ高速鉄道の橋がつながったと報じた。

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記事は、中国で建設が進む福建省の福州と厦門を結ぶ福厦高速鉄道の湄洲湾跨橋大橋が13日につながったと紹介。同大橋は全長14.7キロ、うち海域の施工部分は長さ10.8キロとなっており、中国初の海をまたぐ高速鉄道用短塔型斜張橋であると伝えた。また、同高速鉄道は全長277.42キロに8駅が設置され、設計時速は350キロで、完成すると福州と厦門の「1時間生活圏」が誕生すると説明した。

そして、同大橋がつながったことがネット上でも注目を集め、同高速鉄道は北京と台北を結ぶ「京台高速鉄道」の技術的な検証の一環であり、2035年には「高速鉄道に乗って台湾に行けるようになる」といった予測や「これは単なる交通整備計画ではなく、台湾統一のタイムスケジュールだ」といった声がネットユーザーの間で出ていると伝えた。

また、中国自然資源部が今月15日に「交通運輸部、国家発展改革委員会、福建省と共に海峡両岸の融合的な発展を支える重大交通などのインフラ研究を国の関連計画に盛り込む」と発表したことを紹介するとともに、新華社が2月に発表した「国家総合立体交通網規画綱要」で示された35年までの交通網計画に、福州から台北へと伸びる高速鉄道の建設が盛り込まれており、実現すれば両地間のおよそ250キロが1時間足らずで結ばれることになるとした。

記事は、本土と台湾を結ぶ交通インフラ整備について中台双方の反応が対照的であると紹介。国務院台湾弁公室のメディア・中国台湾網が「高速鉄道の台湾への延伸は、口先だけの話ではない」と伝えたのに対し、台湾の与党・民進党の王定宇(ワン・ディンユー)立法委員が今年3月に民進党寄りのメディア・自由時報のインタビューを受けた際に、中国本土による台湾への鉄道、道路整備は「統一戦線を展開する上でハッタリに過ぎない。SF小説だと思って見ていればいい」と語っていたことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

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