首脳会談を機に米中が「和解モード」に転換?=韓国ネット「米国は信用できない」「次は韓国かも」

Record China    2021年11月17日(水) 11時20分

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16日、韓国・時事ジャーナルは「米中首脳会談を機に、米中関係が和解モードに転換するか注目される」と報じた。資料写真。

バイデン米大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が米国時間15日、オンライン形式で米中首脳会談を行った。16日、韓国・時事ジャーナルは「この首脳会談を機に、米中関係が和解モードに転換するか注目される」と報じた。

会談の冒頭、バイデン大統領は「両国の指導者として、米中間の競争を直接的な対立に拡大させないことが私たちの責任だ」と述べ、率直な対話への期待感を示した。習主席はバイデン大統領を「古い友人」と称し、「中国と米国は互いに尊重して平和に共存し、協力してウィンウィンの関係を築くべきだ」と述べたという。

記事によると、中国中央電視台(CCTV)は、この会談について「双方が米中関係の発展に関わる戦略的、全体的、根本的な問題と共通の関心事について十分に疎通し交流した」と評価した。両首脳は貿易戦争や台湾問題などセンシティブな事案に関しても議論し、バイデン大統領は「中国の体制変化や同盟との関係強化による中国との対立を米国は追求しない」「米国政府は長い間一環して『一つの中国』を実行しており、台湾の分離独立勢力を支持しない」と述べたと伝えている。記事は「事実上、台湾問題で中国と衝突する考えがないことを明示したもの」だと解説している。

ただ、米ホワイトハウスは「バイデン大統領は『一方的な現状変更や平和と安定を損なう行動には強く反対する』と述べた」と伝えており、記事は「台湾の分離独立を支援しないが、中国が台湾を武力で統一することは受け入れられないとの発言だ」と説明している。またホワイトハウスによると、バイデン大統領は新疆、チベット、香港における中国の慣行、より広範囲な人権に対する懸念を示したという。これについては記事は「『一つの中国』政策に同感しながらも、人権問題を指摘し、対話の主導権を失わなかった」と評している。

その他、両首脳は北朝鮮アフガニスタン、イランを含む主要地域問題についても意見を交わしたという。記事は「具体的な発言内容は公開されていないが、最近、米韓が終戦宣言問題について緊密に協議しているだけに、米中首脳が関連問題にどのような意見を交わしたかが注目される」と結んでいる。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「バイデン大統領、さようなら」「なぜ米国がトランプ前大統領を支持していたか分かるな。バイデン大統領は残念だ」「トランプ前大統領のクレイジーなところが中国や北朝鮮を抑止していたのに」「やっぱり米国は信用できない」といった米国批判や、「米国が台湾を放棄したら、韓国も今後、米国を信用してはならない。核武装こそが生きる道だ」「台湾は弱くはないが、こうして揺さぶられる。韓国も力を備えず、よその力に頼っていたら、いつか台湾のようになる」「韓国もいつこんな立場になるか分からない。自主国防、核保有が必要だ」など「台湾、香港の次は韓国かも」と危惧する声が寄せられている。

また「鳥肌が立った。台湾はどうなるのかな」「台湾の独立を支持します。自由台湾、ファイト」というコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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