サッカー中国代表のアロイージオが次戦の日本戦に出場できなくなったことに、中国のファンから残念がる声が上がっている。

16日に行われたワールドカップ（W杯）アジア最終予選オーストラリア戦でアロイージオはイエローカード（警告）を受けた。頼れる帰化選手としてチームの1-1での引き分けに貢献したものの、累積警告により来年1月27日に行われる日本戦には出場できなくなった。

中国のファンからは「これは痛いな」「日本にはかなり有利になっただろう」「アロイージオは確かに良い選手だからな」との声が上がる一方、「まあ、目の前の試合を取らずに次の試合のことを考えてもね」「日本戦でポイントになるのは攻撃よりも守備」「アロイージオがいたら勝てるというわけでもない」などの声も出ている。

また、帰化選手を重用しない李鉄（リー・ティエ）監督の采配に批判が集まる中、この試合では4人の帰化選手を先発起用しオーストラリア相手に1-1の引き分けに持ち込んだことについて評価する声がある一方、「チームではフル出場しているアランを途中交代させた。やはり本心では帰化選手は使いたくないのだろう」「（アロイージオは日本戦に）出場停止でなくても、李鉄はどうせ途中で交代させる」など不満の声も上がっている。

グループBは同日の試合で2位オーストラリアが中国と引き分けたため、オマーンに1-0で勝利した日本が2位に浮上。いまだ負けなしのサウジアラビアが首位を走っている。（翻訳・編集/北田）