韓国が軽空母予算を大幅削減、空母導入の判断は次期政権―中国メディア

Record China    2021年11月19日(金) 10時20分

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中国メディアの観察者網は17日、韓国が軽空母予算を大幅に削減したと報じた。写真は空母。

中国メディアの観察者網は17日、韓国が軽空母予算を大幅に削減したと報じた。

記事によると、韓国国会国防委員会は16日、全体会議を開き、基本設計費を含む3万トン級の軽空母関連予算を72億ウォン(約7億円)から5億ウォン(約5000万円)に大幅削減した。

当初提出された予算は基本設計費62億4100万ウォン(約6億円)など計71億8800万ウォン(約7億円)だったが、国防委員会予算審査小委員会は16日、「事業内容の妥当性を改めて討論する必要がある」として国内外に出張しての資料収集、調査などに使われる5億ウォンのみ通したという。

記事は韓国国会が軽空母関連予算を削減するのは2年連続となることを伝え、「最終決定ではないものの、国防委員会がすでに減らされた予算を調整する可能性は少なく、政府と軍が来年設計に着手する計画への影響は避けられない」との見通しを紹介した。2033年に実戦配備に投入する計画にも遅れが生じる恐れがあるという。

記事はまた、韓国メディアが「これが現政権最後の予算審議であることを踏まえると、軽空母を導入するかどうかの判断は事実上、次期政権に委ねられる」と指摘したことに言及するとともに、韓国海軍が軽空母建造にかかるコストを2兆ウォン(約2000億円)とみていることを伝えた。(翻訳・編集/野谷

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