「一帯一路」イニシアティブは、中国が推進する人類運命共同体構想の実践です。近年来、アフリカ諸国の「一帯一路」建設への参加意欲は高まっており、中国がアフリカ大陸で展開する「一帯一路」建設プロジェクトもますます増えています。これまでにアフリカ大陸54カ国のうち46カ国が「一帯一路」協力覚書を締結しました。アフリカ諸国が「一帯一路」建設への参加に大きな熱意を持っているのは、中国とアフリカの協力がこの20年間、アフリカ側に着実な成果をもたらしたからです。

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一、 デジタル経済と新インフラ分野

中国電信は現在までに、アフリカにおいて500社近くの企業と連携パートナーシップを結び、中国アフリカ開発基金などの戦略的投資家を引き入れました。中国電信は「デジタル・アフリカ」の発展を大いに支持し、中国とアジア太平洋のインターネットの資源と統合能力を利用して積極的にアフリカ諸国と地域の情報社会の建設に参加し、より多くのアフリカの人々に恩恵をもたらす努力をしています。

新型コロナウイルスの流行中、ケニアの首都ナイロビにあるコミュニティの「コネクト・ハブ（諾聯センター）」では、地元の子供らが中国電信ケニア社の支援で建設された光ファイバーネットワークを通じて世界からの声を聞いています。

二、生産能力協力の分野

中国アフリカ発展基金とハイセンスグループは2013年3月、南アフリカの製造レベルを向上させ、同国の製造業分野の需要を満たすために投資協力協定を締結し、共同で南アフリカにハイセンス南アフリカ家電産業パークを投資・建設しました、同産業パークはその年の内に操業を開始しました。プロジェクトの実施は南アフリカの雇用や輸出を後押ししています。テレビの年産は56万台、冷蔵庫は45万台で、現地に2000人の雇用をもたらすことができます。同プロジェクトにより家電メーカーを中心とした総合産業パークが形成されました。産業パークに拠点を置いたのは製造加工および貿易企業の計14社で、周辺には150社近くが集まり、付帯サービスを提供しています。

三、インフラ分野

中国の招商局港口集団と中国アフリカ基金はナイジェリアのティン・キャン港のコンテナ埠頭（ふとう）を共同投資で買収し、その運営に参画しています。ティン・キャン港は西アフリカの重要な港湾の一つで、中国が管理に参加してから運営状況が大幅に改善されました。現代化のレベルは著しく向上し、年間取扱量は最高50万TEU近くに達しました。交通物流インフラ発展のボトルネックが効果的に改善されたことで、現地の経済発展とインフラの相互接続が促進されました。（提供/CRI）