「イカゲーム」に続き「地獄が呼んでいる」も1位に、韓国ドラマはなぜ世界で人気なのか

Record Korea    2021年11月24日(水) 21時20分

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22日、韓国・東亜日報は、韓国ドラマが世界で人気を得ている理由について報じた。資料写真。

2021年11月22日、韓国・東亜日報は、韓国ドラマが世界で人気を得ている理由について報じた。

記事によると、Netflixオリジナル韓国ドラマ「地獄が呼んでいる」が19日の配信スタートからわずか1日で世界1位を記録した。同ドラマは、天使が現れて「地獄に落ちる」と予告し、時間になると「地獄の使者」が現れてその人を死に至らしめるというストーリー。日本では「LINEマンガ」で連載されているウェブ漫画が原作となった。釜山国際映画祭などで先行公開された当時から「第2の『イカゲーム』になる」と期待されていたという。

記事は「Netflixオリジナルドラマ『イカゲーム』から始まった韓国ドラマのグローバルブームは、今回の『地獄が呼んでいる』の1位により長期現象として定着していく勢いだ」とし、「Netflixを通じて素材や制作費にとらわれない制作環境が整えられ、製作者らが潜在力を思う存分発揮した結果だ」と評価している。

また「ウェブ漫画やウェブ小説などこれまで蓄積されてきた多ジャンルにわたる知的財産権(IP)も、優れた韓国映像コンテンツが出てくる理由だ」「K-ドラマが貧富の格差、罪と罰など普遍的テーマを扱いながらも、韓国独自の情緒的、環境的な違いを加えて差別化を図った点も人気の要因に挙げられる」とも指摘している。

漢陽(ハンヤン)大学文化コンテンツ学科のパク・ギス教授は「コンテンツにあふれる環境において、人々の目が真っ先に向かうのはジャンル物。韓国のコンテンツはジャンル物の公式に忠実でありながらもオリジナルが加わって注目を浴びている」とし、「『イカゲーム』の学習効果で世界の人々からの信頼度が高まり、韓国コンテンツの世界1位の座は今後も続くだろう」と話したという。

これを受け、韓国のネット上では「ウェブ漫画でも大作だと思ったけど、映像で見たら圧倒的」「『イカゲーム』の世界的人気が決して偶然やラッキーではなかったことを証明してくれた」など称賛や喜びの声が上がっている。

また「政治を除けばみんな一流なのに…」「地獄のような国で生まれたドラマが連続ヒット」など皮肉混じりの声も。

一方で「大きな期待に応えられたか疑問が残るドラマ」「むしろ『イカゲーム』でアップしたK-コンテンツのレベルを下げるんじゃないか心配になった」「韓国は残忍で絶望的な素材のドラマしか作れないのかな?」「『パラサイト』『イカゲーム』『地獄』…。ここらで描かれている社会は正常なのか?。これに外国人がハマっているの?」などの声も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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