全斗煥元大統領、遺言は「北朝鮮との国境の高地に骨となってでも残り、統一の日を迎えたい」

Record Korea    2021年11月25日(木) 5時20分

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23日、韓国・世界日報は、全斗煥元大統領が死亡した際の様子を報じた。写真は板門店。

2021年11月23日、韓国・世界日報は、全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領が死亡した際の様子を報じた。

記事によると、全元大統領は23日の午前8時40分ごろ、ソウル市西大門区の自宅で、李順子(イ・スンジャ)夫人の付き添いでトイレに向かう途中で倒れた。その場で夫人が警察の警護隊に絡し、約3分後に警護隊が自宅に到着。状態を確認した警護隊はすぐに救急要請し、心肺蘇生法を行った。そして同51分に到着した救急隊が、心停止の状態であることを確認したという。

全元大統領はアルツハイマー病を患っていたとされており、今年に入ってからは血液がんの一種である多発性骨髄腫との診断も受け、闘病生活を送っていた。

全元大統領の側近である閔正基(ミン・ジョンギ)元大統領府公報秘書官は、同日午前中に全元大統領の自宅前で記者らに会い、「北朝鮮が見渡せる国境の高地に骨となってでも残り、何としても統一の日を迎えたい」という全元大統領の言葉を伝えた。この発言に関しては「2014年に刊行された回顧録に遺書として残している」とし、「事実上の遺言」と語ったとのこと。

また閔元秘書官は、「全元大統領が光州民主化運動の武力鎮圧に対し謝罪をしなかった」という主張についても、「機会があるたびに(謝罪の意を)口にしていた」と否定。「当時保安司令官だった全元大統領が何月何日の何時に、どこでどの部隊をどのように指揮し、誰に発砲命令を下したのかを示した上で、謝罪を要求すべきではないか」と反論したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「北朝鮮との国境に眠りたいだなんて王様にでもなったつもり?」「『機会があるたびに謝罪した』って、あとどれだけ機会を与えればいいの?」「全斗煥は国民が選んだ大統領ではない。真実の究明も謝罪もしないまま死んだ殺人犯。全財産を国庫で回収して」「悪口さえも言いたくない。地獄に行けばいい」「光州の大通りの下に埋めればいい。市民が永遠に踏み続けられるように」など、激しい批判の言葉が多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山

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