中国の孔鉉佑（コン・シュエンヨウ）駐日大使は24日、日中経済貿易センターの伊藤好生会長と会談した。在日本中国大使館ウェブサイトが伝えた。

孔大使は、伊藤会長の就任に祝意を表し、日中は隣国であり、重要な協力パートナーであると述べた上で、「先月初めに習近平国家主席が岸田文雄首相と電話会談を行い、来年の国交正常化50周年を契機に、新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築を推進することで重要な共通認識に至った。日中双方は指導者の共通認識を指針として、相互尊重を基礎に各分野で交流や協力を深め、日中関係の長期安定的発展を実現するべきだ。日中は各分野で利益が深く融合しており、経済・貿易協力は一貫して両国関係の重要な支えとなってきた。日中経済貿易センターは長年にわたり日中交流の最前線で活躍してきた。センターが今後も引き続き対中交流・協力に尽力し、両国の経済・貿易関係の強化・拡大のために、より大きな役割を発揮することを期待する」とした。

伊藤会長は、「日中経済貿易センターは1954年の創立以来、常に両国間の経済・貿易協力に尽力してきた。会員企業は対中投資に積極的で、中国の各地方、各企業と厚い友好協力関係を築いており、これは一層大切にすべきだ。現在の情勢の下、両国各界は小異を残して大同につく精神に基づき、引き続き緊密な意思疎通を保ち、理解と相互信頼を増進し続けるべきだ。双方が1日も早く新型コロナによる困難を克服して人的往来を再開することを希望する。できるだけ早く、中国の新たな友人や昔からの友人と対面で交流することを楽しみにしている」とした。（提供/人民網日本語版・編集/NA）