世界で最も裕福な10人の「農民」、5人が中国人―ドイツメディア

Record China    2021年12月2日(木) 7時20分

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ドイツの農業専門サイト「agrarheute」はこのほど、「世界で最も裕福な10人の『農民』、5人が中国人でドイツ人はなし」とする記事を掲載した。写真は劉永好氏。

中国メディアの環球時報によると、ドイツの農業専門サイト「agrarheute」はこのほど、「世界で最も裕福な10人の『農民』、5人が中国人でドイツ人はなし」とする記事を掲載した。

記事はまず、「農民といって思い浮かぶのは、畑や納屋で一日中働いている人だが、今日の世界には、農業とそれに伴う技術で豊かになった人もいて、彼らは大都市の高層オフィスからビジネスを指揮している」とした。

その上で、フォーブスの企業家ランキングによると、農業ビジネスで豊かになった10人の「農民」には、ドイツ人も他の西欧人もおらず、5人が中国人、2人が米国人で、その他はサウジアラビア人とロシア人とチェコ人が1人ずつだとし、中国の5人について次のように紹介している。

1位 劉永行(リウ・ヨンシン)氏

2位の劉永好氏の兄。66億ドル(約7501億円)の純資産で世界で最も裕福な農民の首位にランクされている。1980年代に兄弟たちと希望集団を創立。90年代初頭に兄弟たちと分家して、豚、ニワトリ、アヒル、魚などの飼料を専門に生産する東方希望集団を創立。

2位 劉永好(リウ・ヨンハオ)氏

世界最大の養豚・牧畜企業の一つである新希望集団の責任者。同氏とその家族は46億ドル(約5227億円)の純資産で牧畜業のトップに躍り出た。

8位 秦英林(チン・インリン)氏

中国の農業大手、牧原食品を率いる。純資産は20億ドル(約2273億円)。同社は中国最大の養豚業者であり、世界最大の豚肉市場への主要なサプライヤーでもある。同氏は河南農業大学に学び、1992年にわずか22頭の豚で事業を始めた。

9位 傅光明(フー・グアンミン)氏

福建聖農発展の責任者で、純資産は15億ドル(約1705億円)。家禽事業で財を築いた。中国国内のケンタッキーフライドチキンの鶏肉サプライヤー。

10位 鮑洪星(バオ・ホンシン)氏

純資産13億ドル(約1477億円)。中国江西省に国内最大の民間農業会社の一つを所有。江西農業大学を卒業後、国内の農業業界でさまざまな仕事に従事。同氏の会社は、豚の飼料の生産や養豚、貯蔵サービスのほか、動物飼料と穀物の貿易を行っている。(翻訳・編集/柳川)

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