【北京冬季五輪豆知識】スピードスケートとショートトラックスピードスケートの違いは?

人民網日本語版    2021年12月5日(日) 23時30分

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スピードスケートのトラックは1周400メートルなのに対し、ショートトラックスピードスケートは111.12メートルとなっている

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スピードスケートとショートトラックスピードスケートの最大の違いはトラックの長さ。スピードスケートのトラックは1周400メートルなのに対し、ショートトラックスピードスケートは111.12メートルとなっている

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そのトラックをみてみると、スピードスケート(マススタートを除く)のトラックはインレーンとアウトレーンに分割されており、選手はインとアウトのレーンを1周ずつルールで決められた順番で滑走しなければならない。一方、ショートトラックスピードスケートのトラックはレーンが分割されておらず、両側のカーブにはトラックマーカーと呼ばれるブロックが置かれており、それを基準に滑走することになる。選手はトラックマーカーの内側を滑走してはならない。直線には基準となるラインはなく、自由に滑走することができる。

また、その用具をみてみると、スピードスケートのスケート靴は、かかと部分が「クラップ」と呼ばれる機能により、ブレードと靴が外れる仕組みになっている。一方、ショートトラックスピードスケートのスケート靴のブレードは真ん中ではなく、左寄りになっており、わずかに角度をつけることで、カーブを滑りやすいように工夫されている。

この2種目はウェアも異なっており、スピードスケートの選手は通常、風の抵抗を減らすためにフード付きの上下一体スーツを着用している。一方、ショートトラックスピードスケートの選手は手を怪我しないようにグローブを着用しているほか、ゴーグルとヘルメットの着用が義務付けられている。

さらにスタートする選手の人数も異なる。スピードスケートの個人戦は1試合で選手2人が同時にスタートする。団体パシュートでは6人(1チーム3人)が同時にスタートし、マススタートでは選手6人が一斉にスタートする。ショートトラックスピードスケートは、500メートルや1000メートルといった短距離種目では選手4人が、1500メートル以上の長距離種目では6~8人が一斉にスタートする。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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