anomado 2021年12月5日(日) 21時0分
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香港のトップスターだった歌手で女優アニタ・ムイの伝記映画「梅艶芳」について、映画の制作会社に対し、実兄が商標権侵害の訴訟を提起したことが分かった。
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香港のトップスターだった歌手で女優アニタ・ムイ(梅艶芳)の伝記映画「梅艶芳」について、映画の制作会社に対し、実兄が商標権侵害の訴訟を提起したことが分かった。
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2003年12月、子宮頸がんのため40歳の若さで他界したアニタ・ムイの波瀾の生涯を描く「梅艶芳」は、「コールド・ウォー」(寒戦) シリーズなどで知られるリョン・ロクマン(梁楽民)監督が手掛けた作品。中華圏およびアジア各国で先月から劇場公開されている。
今月2日、アニタ・ムイの実兄である梅啓明氏が、映画を制作した安楽影片(EDKO Film)を相手に、商標権侵害による損害賠償を請求する訴えを起こしたことを香港メディアが報じている。
梅啓明氏によると、アニタ・ムイが他界した翌年に「梅艶芳」および「Anita Mui」の名称を商標登記しており、10年毎に延長手続きを行ってきた。今回、映画のタイトルに使用されたことで、今年6月から安楽影片に対し、再三にわたり権利侵害を訴えてきたが解決に至らなかったという。なお、損害賠償の金額については明らかになっていない。
アニタ・ムイと遺族の間ではこれまで、長年にわたって訴訟問題が話題になってきた。アニタ・ムイは生前、遺産の管理を信託会社に依頼し、実母の覃美金さんに毎月の生活費を渡すことを希望していた。しかしアニタ・ムイの死後、覃美金さんと梅啓明氏がこれを不服として裁判所に提訴し、それ以降は遺産をめぐる騒動が長引くことに。今回、実兄の商標権侵害の訴えについてネットでは、長年にわたり骨肉の争いで名前をさらされるアニタ・ムイに対して哀れむ声が上がっている。(Mathilda)
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