今年8月以降、中国当局によって封殺対象になったとされる女優ヴィッキー・チャオ（趙薇）だが、大学時代から親交のある俳優チェン・クン（陳坤）との関係解消が注目を集めている。

ヴィッキー・チャオの変化が話題になったのは今年8月末のことで、出演作が動画配信サービスから一斉に姿を消したのがきっかけだった。その後、封殺対象になったとされるヴィッキー・チャオだが、理由についてはアリババ・グループ創業者のジャック・マー（馬雲）氏との関係や、手広く行っていた投資活動に関する問題など、さまざまな疑惑が報じられてきた。

ヴィッキー・チャオとは北京電影学院の同級生で、親しい関係で知られるのが俳優チェン・クンだが、2人が投資するテクノロジー企業の内部に変化があったことがこのほど明らかになった。2014年に設立された北京易聚創意科技有限公司は、ヴィッキー・チャオが10％の株式を保有、チェン・クンが99％の保有を所有する東申童画（北京）文化伝播有限公司にも株主に名を連ねていたが、企業情報・調査のアプリ「企查查」が提供する最新の工商情報では、チェン・クンの企業の名前が消えていることが明らかに。ビジネス面での関係解消が注目されることとなった。

2人の大学の同級生には俳優ホアン・シャオミン（黄暁明）もおり、ヴィッキー・チャオとホアン・シャオミンの親しい仲もよく知られていた。今年7月、2人が共演するドラマ「玫瑰之戦」がクランクインしていたが、封殺騒動が発生したことで先の見えない状況に。9月にはヴィッキー・チャオに代わって女優ユエン・チュアン（袁泉）の起用も報じられたが、続報のないまま現在に至っている。（Mathilda）