Record Korea 2021年12月11日(土) 17時20分
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韓国の独特なゴルフ文化が注目を浴びている。資料写真。
2021年12月7日、韓国・ソウル新聞によると、韓国の独特なゴルフ文化が注目を浴びている。
記事によると、韓国ではコロナ禍以降、海外旅行の需要を取り込み、昨年のゴルフ人口が500万人を超えるほどゴルフの人気が高まっている。毎週末にラウンドを楽しむ若者にとって、SNSに「認証ショット」(証拠として写真を撮ること)を投稿するのは欠かせない習慣になっており、「ゴルフ初心者」を意味する「ゴルリニ」のハッシュタグだけでも、72万件を超える投稿が確認できるという。
ゴルフウェアは1着30万~40万ウォン(約2万9000~3万9000円)以上と高価だが、ラウンドの度に同じウェアを着て写真を撮りたくないという若者の欲望により韓国のゴルフウェア市場は活性化を見せ、2020年の販売額は5兆1250億ウォン(約4938億円)と、最近5年の間に2兆ウォン(約1927億円)以上急成長した。現在韓国のゴルフウェア支出費は世界で最も高く、ゴルフウェアやゴルフ道具を中古で売買したり、レンタルサービスを利用したりする人も増えているという。
韓国レジャー産業研究所の調査結果によると、20年におけるゴルファー1人当たりのラウンド平均支出額(グリーンフィー+カートフィー+キャディーフィー)は16万300ウォン(約1万5400円)で、平均ラウンド数を8.5回とすると、年間にゴルフ場で約140万ウォン(約13万5000円)を費やした計算になる。これにゴルフウェアや道具関連の支出を加えれば数百万ウォン(数十万円)となり、収入以上の金額をゴルフに費やして貧乏になった状態(人)を意味する「ゴルプア(ゴルフ+プア)」という造語も登場したという。
また、韓国のMZ世代(1981~95年生まれのミレニアル世代と96~2012年生まれのZ世代)はゴルフを一つの「スペック」と捉えており、出会いや人脈作りのツールとして利用している。ゴルフシミュレーションスタジオなどのゴルフ練習場についても、ゴルフ場よりもはるかに利用料が安く通いやすいという点から、20代・30代の会員数が急増しているといい、会社員向けの匿名オンラインコミュニティーやカカオトークのオープンチャットには「一緒にシュミレーションゴルフへ行きたい方」「シュミレーションゴルフを一緒に楽しめる異性を探しています」などの誘い文句も多数投稿されているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「女性があんなウェアを着るのは、ゴルフをする金持ちの男と出会うのが目的だから?」「韓国人のゴルフ文化は本当に見せかけだけ。別にかわいくも見えないし、運動してるとも思えない」「ジーパンや綿パンを履いてプレーしたって飛距離は変わらないでしょ」「高級車、広い家、ブランドバッグ、美容整形…本当に見栄っ張りだね。韓国人の国民性は変わらない」「さすが外見至上主義では圧倒的に世界1位の国。悲しいし笑える」「他人と同じものを着て、同じ車に乗り、同じものを食べなければ気が済まない民族」など、冷ややかなコメントが相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
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