中国代表FWエウケソン（32）は12日、自身の微博（ウェイボー）アカウントを更新し、所属する広州FCと応援してくれたファンへの「別れ」のメッセージを投稿した。

中国スーパーリーグ（1部）の広州FCは親会社の経営破綻のあおりを受け、FWリカルド・グラール（30）が退団。ブラジルから中国に帰化したFWアラン（32）とエウケソンの退団もささやかれていた。

エウケソンはウェイボーへの投稿で、中国での9年間でAFCチャンピオンズリーグ2度優勝（2013年、15年）、中国スーパーリーグ5度優勝（うち4回は広州恒大、1回は上海上港）を成し遂げたことなどを振り返り、「私は中国人で、ここは私の心の中にある国だ」とつづった。

2022年W杯カタール大会のアジア最終予選で日本代表と同組の中国代表は、6試合を終えて1勝2分3敗（勝ち点5）と苦戦している。

中国サッカー協会は3日、中国代表の李鉄（リー・ティエ）監督（44）が辞任し、後任として李霄鵬（リー・シャオポン）氏（46）が就任すると発表した。

中国代表は来年1月27日に日本とアウェーで対戦する。

中国ポータルサイトの新浪網に12日付で掲載された記事は、エウケソンの帰国により李霄鵬監督は新たなスタメンの顔ぶれで日本戦に臨むことになると指摘。帰化選手のFWアロイージオ（33）は累積警告により出場停止となるため、同じく帰化選手で間もなくブラジルから中国へ戻る予定のFWフェルナンジーニョ（28）がけがから完全に回復していれば、最良の選択肢となるだろうと伝えている。（翻訳・編集/柳川）