人民網日本語版 2021年12月14日(火) 16時10分
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中国船舶集団傘下の中船クルーズ船テクノロジーが独自に開発・設計した15万トン級大型クルーズ船がこのほど、イタリア船級協会から設計基本承認(AIP)証書を取得した。資料写真。
中国船舶集団傘下の中船クルーズ船テクノロジーが独自に開発・設計した15万トン級大型クルーズ船がこのほど、イタリア船級協会から設計基本承認(AIP)証書を取得した。これは中国が初めて独自に開発・設計した、完全に独自の知的財産権を持つ大型クルーズ船だ。海外の同分野における長期的な技術封鎖と独占を一挙に打破し、中国の大型クルーズ船独自設計の新時代を切り開いた。人民日報海外版が伝えた。
大衆向けクルーズ船と位置づけられる同型の15万トン大型クルーズ船の全長は329.4メートル、型幅は38.4メートルで、乗客スペース比、乗客船員比、バルコニー付き客室の割合、乗客公共スペースの面積、航行速度、積載量などの技術指標がいずれも国際同類主流船種の先進水準に達している。船首は直型で、2020年最新版のSOLAS条約(海上人命安全条約)の損傷時復原性の要求とエネルギー効率設計指標(EEDI)の第3段階、国際海事機関(IMO)の0.5%硫化物排出、2006年海事労働条約(MLC 2006)、国際船級協会連合(IACS)停泊・曳航設計などの最新の法規・規範の要求を満たしている。
特筆すべきなのは、クルーズ船の乗客の高齢化という新たな傾向に順応するため、同船が全体的なレイアウト及び客室計画の面では通路と施設のバリアフリーの理念を示しているうえ、各レベルの技術基準を作成・形成していることだ。
また同船は公共スペース及び客室の計画において、船員の船室エリアと休憩施設を追加した。乗客エリアでは、ビュッフェレストランの面積拡大、コネクティングルームやファミリールームの増加といった中国のクルーズ船乗客の特色ある需要も特に考慮している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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