ケーブル盗もうとした男が感電死、遺族が2100万円の賠償請求―中国

Record China    2021年12月15日(水) 23時20分

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13日、茘枝新聞は、江蘇省で電気ケーブルなどを盗もうとして感電死した男の遺族が電力会社に高額の賠償金を求める訴えを起こし、裁判所が訴えを退けたと報じた。資料写真。

2021年12月13日、茘枝新聞は、江蘇省で電気ケーブルなどを盗もうとして感電死した男の遺族が電力会社に高額の賠償金を求める訴えを起こし、裁判所が訴えを退けたと報じた。

記事は、江蘇省揚州市で2019年末、電気ケーブルと山形鋼を盗もうとした男が感電して死亡したと紹介。その後、男の遺族が「感電したのは高圧設備の安全対策が不十分だったからだ」として、電力会社を相手取って120万元(約2140万円)の損害賠償を求める訴訟を起こしたと伝えた。

そして、現地の裁判所がこのほど、「男は高電圧で感電リスクがあるとはっきり認識していながら、変圧器によじ登って窃盗を行った。この行為は法律に抵触する犯罪であり、なおかつ自ら危険を省みなかったことで起きたものであるから、その責任は自ら負うべきである」との判断を下し、遺族による訴えを退けたとした。また、男と一緒にケーブルなどを盗んだ被告の刑事裁判では、窃盗罪により6カ月の拘留と罰金の判決が言い渡されたと紹介した。

この件について、中国のネットユーザーは「なんという恥知らず」「みんなの物を盗んで死んだのにどうして賠償を求めるという考えになるのか」「むしろ電力会社から損害賠償を請求されなかっただけでもありがたいと思え」など、そのほとんどが裁判所の判決を支持し、男やその遺族を批判、非難するコメントを残した。(翻訳・編集/川尻

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