米潜水母艦が6年ぶり日本に来航、日本メディア「対中抑止強化」、中国メディア「期待しすぎ」

Record China    2021年12月14日(火) 13時20分

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米海軍の潜水母艦「フランク・ケーブル」が6年ぶりに日本に来航した。中国共産党系の環球時報は「日本メディアは中国に対する抑止力を強化できると見ているようだが、期待しすぎだ」とする専門家の見解を伝えた。

米海軍の潜水母艦「フランク・ケーブル」が6年ぶりに日本に来航した。中国共産党系の環球時報は14日付の記事で、「日本メディアは中国に対する抑止力を強化できると見ているようだが、期待しすぎだ」とする専門家の見解を伝えた。

環球時報によると、日本のYahoo!ニュースに12日付で掲載された記事は、中国の「094型晋級戦略核ミサイル原子力潜水艦」が台湾海峡を航行したことが報じられる中、対中国抑止力を強化している米国は長崎県の佐世保基地に潜水母艦フランク・ケーブルを寄稿させたと報じた。

記事によると、フランク・ケーブルは搭載されたクレーンを駆使して横づけされた原子力潜水艦に、水や食料のほか、魚雷などの武器を補給し、簡単な修理を行うこともできるとされている。6年ぶりに日本に来航したフランク・ケーブルは、たった2隻しかない米海軍の潜水母艦のうちの1隻だ。

記事は、潜水母艦を日本に展開させる意義について、「原子力潜水艦の動力は原子力なので、航続距離はほぼ無限だが、トマホークを撃ち尽くせば、どこかで再び搭載しなければならない。巨大な米軍基地があるグアムやハワイなど太平洋の半分を渡るより、潜水母艦が日本のような同盟国に展開すれば、すぐにトマホークの搭載が可能になる。米海軍には、トマホークを最大154発連射できる巡航ミサイル原潜もある」などと報じている。

環球時報は、こうした内容を取り上げた上で、「専門家の見解」として、「フランク・ケーブルは排水量2万トンで自衛能力に乏しく、戦時では攻撃を受けやすい。日本のメディアは、日本での展開により中国に対する抑止力を強化できると見ているようだが、期待しすぎだ」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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