日本には道徳上、中国を上から目線で見る資格はない―露メディア

Record China    2021年12月16日(木) 21時20分

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ロシアメディアのロシア・トゥデイは14日、「日本には道徳上、中国を上から目線で見る資格はない」との記事を掲載した。

ロシアメディアのロシア・トゥデイ(RT)は14日、「日本には道徳上、中国を上から目線で見る資格はない」との記事を掲載した。中国紙・環球時報が16日付で報じた。

RTの記事は、今週、南京事件から84周年を迎えたことに触れる一方、日本が中国の人権問題を理由に米国などによる北京五輪外交的ボイコットに加わることを検討していると報じられたことに言及。「南京で起きた恐るべき暴行は今もありありと目に浮かぶというのに、日本は人権問題を口実に道徳的に優位に立ったかのように中国を非難しようとするのは、みっともなく、無神経で、傲慢である」と論じた。

その上で、「あれ(南京事件)は1937年のことだ」との声があるとし、「その背後にある論理は『過去に彼らの名のもとに行われた悪事はもはや重要ではない』という、英語圏でおなじみのテーマである」と指摘。「もし中国が大昔に同じような罪を犯していたら、今、日本と同じようにそれは忘れ去られてしまうだろうか?そんなことは絶対にあり得ない」と主張した。

さらに、ナチスドイツによるユダヤ人虐殺を持ち出し、「なぜ中国に南京を忘れさせなければならないのか。しかも、ドイツと異なり日本はその行為によるいかなる形の清算も行ってはいない。日本がアジアに与えた傷は癒えないままで、韓国でも中国でも人々の感情は同じだ」と指摘。「南京大虐殺の生存者が亡くなるたびに中国は大きく報じてきたが、日本はそれを無視して、むしろ道徳的に優位に立った気で中国を非難しようとしている。これは明らかに、中国人一人ひとりに対する侮辱である」と非難した。

同記事は、中国の経済規模は今や日本の3倍に達しており、今後もその差はますます広がるだろうとした上で、「こうした経済の足取りは、このような残酷な歴史的背景の中で、なぜ中国がその成果をこれほど誇りに思うのか、なぜ日本が最終的に中国を恐れることになるのかということをはっきりと示している」とも主張している。(翻訳・編集/北田

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