「南京大虐殺の犠牲者30万人に根拠なし」発言の教師が除名処分=「無知で不道徳」と中国メディア

Record China    2021年12月17日(金) 11時20分

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「南京大虐殺の犠牲者が30万人というデータはない」と発言した女性教師が、所属する大学から除名処分を受けた。

南京大虐殺の犠牲者が30万人というデータはない」と発言した女性教師が、所属する大学から除名処分を受けた。

上海震旦職業学院は16日に通知を発表。「調査の結果、本校の東方電影学院の教師・宋庚一(ソン・ゲンイー)が授業において誤った言論を発表し、重大な教育事故と社会に深刻な悪影響をもたらした」とし、同校の規定に基づき除名処分にしたことを明らかにした。

同校はまた、「本校は教師の道徳性を高度に重視しており、授業における政治紀律と行為準則を厳格に守り、規律違反に対しては終始『ゼロ容認』の態度を堅持し、事実を確認すれば決して容赦はしない」と表明している。

女性教師は14日の授業で「南京大虐殺(犠牲者)30万人というのは、実際のデータの裏付けはない。民間で言われているだけ」「当時の日本軍が南京でどれだけの人を殺したのか。死んだのは誰か。名前があるのは誰か。姓も名前も身分証もないなら、この30万は中国の歴史小説で書かれた概説に過ぎない」などと述べていた。

女性に対してはネット上でも非難の声が殺到し、今回の処分を受けても「除名では足りない。国家の安全に危害を与えた。法的責任を追及せよ」「これは大学の処分に過ぎない。公安局がすぐに動くべきだ」「刑務所入りは必須だ」などの声が上がっている。

なお、中国共産党機関紙の人民日報は「南京大虐殺で30万以上の同胞が犠牲になったことは動かぬ証拠がある。(同教師は)歴史の真実を疑い、苦難を忘れ、他国の悪行を否定した」などと指摘。「教育が真を求めることは歓迎するが、罪人のために弁解し、民族の苦難を消し去ろうとする無知で不道徳な人間が、どうして次の世代の指導に適していようか」と非難している。(翻訳・編集/北田

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