中国ではこのほど、「国際青年発展指数報告書2021」が発表されました。同報告書は各国における青年の発展現状や特徴、情勢、さらに存在する問題などについて説明しました。報告書によりますと、各国青年の発展は経済社会の発展とほぼ同じレベルで維持されており、近年は各国の青年の発展レベルが明らかに上昇しているとのことです。

「報告書」は85カ国を対象に、各国の青年が関心を寄せる教育や健康、恋愛結婚、雇用や起業、社会への融合と社会参加、権益保護などの分野について測定しました。また、理論面での準備や指標づくり、データ収集、データ対比、計算と確認などにより、各国青年の発展状況を「立体的」に示しました。

「報告書」は、近年になり各国の青年の発展レベルが明らかに向上したと指摘しました。地域的では上位10位に入った国がアジアからは4カ国、欧州からは5カ国、大洋州からは1カ国でした。国の発展状況から見れば、上位10位に入った国は先進国が8カ国で、発展途上国は2カ国でした。各国の青年の発展は、経済社会の発展レベルとはほぼ同一の水準に維持されています。

「報告書」はまた、各国は青年の就職問題を重要な位置に置き、さまざまな措置を講じて青年の就職問題を促し、青年の公共事業への参加に前向きな態度を示し、一定の成果を収めたと紹介しました。

「報告書」はさらに、婚姻家庭や社会安全などの分野での青年の要望を無視するならば、青年の全体的な発展レベルが制約されることを明らかにしました。

同「報告書」は、中国青少年研究センター、中国国際青年交流センター、清華大学青少年徳育研究センター、北京大学中国国情研究センターの合同研究グループが発表しました。（提供/CRI）