王毅外相、2022年の中国外交の6大任務を語る―中国

人民網日本語版    2021年12月21日(火) 18時40分

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中国の王毅外相は20日、北京で開催された「国際情勢と中国外交シンポジウム2021」の開会式で演説を行った。

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中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外交部長(外相)は20日、北京で開催された「国際情勢と中国外交シンポジウム2021」の開会式で演説を行った。中国外交部ウェブサイトが伝えた。

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王部長は「2022年は中国国民にとって第2の百年奮闘目標に向けて邁進する重要な年であり、われわれは第20回党大会を盛大に開催する。外交戦線は習近平氏を核心とする中共中央に一層緊密に団結し、『4つの意識』をたゆまず強化し、『4つの自信』を揺るぎないものにし、『2つの擁護』を成し遂げ、党と国家の偉大な事業のために、より安定した、より有利な外部環境を築くべく努力していく」と述べ、2022年の中国外交における以下の6大任務を挙げた。

(1)北京冬季五輪の開催成功を全力でサポートする。国際社会と共に「団結と友愛、公平な競争、相互理解」というオリンピック精神を発揚し、国連の冬季五輪休戦決議を遵守し、オリンピックの政治化に反対し、冬季五輪を理解と親善を増進し、「共に未来に向かう」交流の大会とすることを望んでいる。

(2)ポストコロナ期のさまざまな試練を主体的に対処する。新型コロナ対策における団結という主旋律を堅持し、人類衛生健康共同体を構築していく。

(3)グローバル発展イニシアティブの実行を促進する。国連機関や各国と緊密に協力し、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」と全面的に連携し、8つの重点分野を中心に協力を推進することを望んでいる。

(4)グローバル・パートナーシップを拡大し、深める。ロシアとの戦略的協力を深め、世界安定の支柱、平和維持の礎石、公正と正義の担い手であり続ける。 欧州との上層部の戦略的意思疎通を強化し、対話・協力を堅持し、互恵・ウィンウィンという主たる基調を正確に把握し、ライバルではなくパートナーであり続ける。周辺諸国との融合的発展を強化し、利益の融合と民心の通じ合いを全面的に深め、平和で安寧かつ繁栄する、美しく友好的な共同の郷里を手を携えて構築する。

(5)米中関係の穏健な前進の後押しに尽力する。2022年はニクソン大統領訪中50周年であり、双方は初心に立ち返り、両国首脳間の合意を実行に移し、相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの3原則に従い、3つの共同コミュニケの精神を厳守し、米国の対中政策が理性を取り戻す後押しをし、米中関係が正常な軌道に戻る後押しをし、平和的に共存する道を共に探り、両国民及び世界の人々に幸福をもたらすべきだ。

(6)国家の核心的利益を断固として守る。中国の主権・安全保障・発展上の利益を損なういかなる脅威や挑戦にも断固対抗する。中国の内政に干渉し、恣意的にデマを飛ばし、イメージを毀損するいかなる悪質な行為にも断固反撃する。中国は引き続き独立自主の平和外交政策を遂行し、平和的発展の道を堅持し、各国と対等に付き合い、協力・ウィン・ウィンを実現していく。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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