鏡泊湖と共に生きる黒竜江省小朱家村の人々 「鉄鍋で煮込めないものはない」―中国

人民網日本語版    2021年12月22日(水) 13時40分

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鏡泊湖は、中国で最大、世界で2番目の高山堰止湖で、中国黒竜江省牡丹江市に位置し、湖水がまるで鏡のようであることからその名がつけられた。

鏡泊湖は、中国で最大、世界で2番目の高山堰止湖で、中国黒竜江省牡丹江市に位置し、湖水がまるで鏡のようであることからその名がつけられた。1万2000年前の火山噴火でできた自然の奇観で、その豊富な水産物は現地の人々の暮らしを潤してきた。湖が凍りついていない間、鏡泊湖の漁民のほとんどが網漁をする。まだ夜が明けきらない早朝、湖面にはもやがたちこめ、漁民らはすでに一日の仕事を始めていた。最も意気が揚がるのは、網を引き揚げるその瞬間だ。鏡泊湖は水質が良く、水が澄んでおり、そこで育った魚もとりわけおいしい。現地の人が魚を食べるのによく用いる調理方法は、塩味の煮込みや醤油煮込みなどがあるが、そのうち最も東北地方らしい調理法と言えば、やはり「鉄鍋燉」と呼ばれる鉄鍋煮込みだろう。

鏡泊湖畔にある小朱家村は大型の魚を鉄鍋で煮込んだ「鉄鍋燉大魚」で有名だ。程連坤さんは小朱家村で生まれ育った地元っ子。「東北の料理は比較的シンプル。鉄鍋を置いて、火をつけたら、あとはとにかく何でも中に放り込む。漁で捕ってきた魚も直接入れる。こうするのが一番食材本来の味が楽しめる」という。また、「東北では、『鉄鍋で煮込めないものはない』と言われている。魚以外にも、豚のスペアリブやガチョウも煮込む。東北の冬は寒いので、みんなで鉄鍋を囲んでアツアツの鍋を食べ、お酒を飲むと、とても温まる」と笑いながら話した。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

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