中国と日本は一衣帯水の隣国で、同じ風や月の下にある。「がんばれ」という声は、新型コロナウイルスとの闘いという非常事態において、日本の人々の心から中国を応援する気持ちの表れで、「一帯一路(the Belt and Road)」における人類運命共同体の描写でもある。松山バレエ団は、「危機的な時こそ、芸術団体が行動を起こし、バレエを通して、一人でも多くの人に希望や夢を伝えなければならない時だ」とする。中国の文学者・郭沫若が1958年に、同バレエ団に送った言葉の中で、「芸術は国境を超える。特に舞踊は、言葉を使うことなく、イメージだけを頼りにしており、人類の共通語と言うこともできる」とつづっているように、同バレエ団は芸術という人類の共通語を通して、「一帯一路」に、国境を超える文化の架け橋を築いている。
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