Record China 2021年12月27日(月) 8時0分
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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは25日、「2022年の米中関係はどこへ向かうのか」とする記事を掲載した。
記事はまず、米国と中国の対立は21年に新たな高みに達し、この傾向は22年も続く可能性が高いとした。
その上で、米国が来年2月からの北京オリンピックとパラリンピックの開会式などに政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」を表明したことは、22年が「でこぼこの道」で始まることを予告しているとした。
一方で、台湾海峡での米中軍事衝突の確率は極めて低いと予想。米ジャーマン・マーシャル財団の中国専門家、ボニー・グレイザー氏の見方として、「中国が、22年秋に開催予定の中国共産党第20回全国代表大会前に台湾を攻撃するリスクはとても低い。習近平(シー・ジンピン)国家主席が政権3期目入りを危うくするリスクを冒す可能性は低い」と伝えた。
さらに米国が先端技術分野で中国との関係を断つ「テクノロジーのデカップリング(切り離し)」の動向にも注目する必要があるとした。
そして、「21年に続いて対立が(米中関係の)『主旋律』になる」と予想。華東理工大学商学院の沈凌(シェン・リン)副教授の見方として、「経済・貿易における緊張の緩和は一時的なものである可能性が高い。両国の経済力の変化に伴い、中国はかつてないほど米国に近づいている。したがって、米中関係は協力よりも競争という面が大きい」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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