宇宙開発要人になぜか目立つ「政界ロケット出世」、今度は馬興瑞氏が新疆トップに―中国

Record China    2021年12月27日(月) 10時20分

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中国共産党新疆ウイグル自治区委員会書記に馬興瑞氏(写真)が任じられた。馬氏は中国の宇宙開発における重要人物だった。中国では宇宙開発関係者が「政界ロケット出世」をすることが多い。

新華社は25日付で、馬興瑞氏を中国共産党新疆ウイグル自治区委員会書記に任じたと報じた。各地の共産党委員会書記は、その地方のトップの地位だ。馬氏は宇宙開発プロジェクトの責任者を務めた経歴を持つ。中国では馬氏に限らず、宇宙開発における「要人」が、「政界ロケット出世」する場合が多い。

馬興瑞氏は40歳だった1999年に中国航天科技集団(中国宇宙開発科学技術グループ社)の副総経理(副社長)に就任。2007年には同社社長となった。中国の有人宇宙飛行や月探査の責任者を務めたこともあるという。

13年には政界に身を転じ、工業和信息化部副部長(工業と情報化省副大臣)、国家航天局(宇宙開発局)局長を務めるなど中央で経歴を重ねて、15年3月には党深セン市委員会書記、17年1月には広東省省長に就任した。

中国では馬氏に限らず、宇宙開発における「要人」が、政界でスピード出世する場合が多い。中国航天科技集団で馬氏の前任の社長だった張慶偉氏は、07年には中央政府部門である国防科学技術工業委員会の主任(閣僚クラス)に就任している。張氏はその後、河北省省長、党黒竜江委員会書記などを歴任し、21年10月には党湖南省委員会書記になった。

遼寧省長や党遼寧省委員会を務めた陳求発氏、党湖南省委員会書記を務めた許達哲氏なども「宇宙開発実績組」だ。(翻訳・編集/如月隼人

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