1951年9月サンフランシスコ対日講和会議に出席したジャワルダナさん(当時大蔵大臣)は演説で「日本軍の行為による損害について賠償の権利を行使するつもりはない。仏陀の“憎悪は憎悪によって止むことなく、愛によって止む(Hatred ceases not by hatred but by love)”との言葉を信じるからである。…日本は真に自由で独立した国でなければならない」と発言、参加国に寛容の精神を求めた。また日本の独立を遅らせることとなるソ連の修正提案に反対し、日本の早期独立回復につなげた。スリランカ人の多くはこのことを知っており、日本人はみなスリランカに感謝しているのだと思っているが、残念ながらこのことを知っている日本人は少ない。
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