金正恩氏を前にした北朝鮮人はなぜ泣き叫ぶのか―中国メディア

Record China    2014年5月28日(水) 6時33分

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26日、金正恩氏が政権の座に着いて以来、行く先々で人々が感動のあまり声を上げて泣き叫ぶのが定番となっている。ではなぜ、北朝鮮の人たちはあれほど大声を上げて泣くのだろうか。資料写真。

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2014年5月26日、中国紙・金融界によると、北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)氏が政権の座に着いて以来、正恩氏の行く先々で人々が感動のあまり声を上げて泣き叫ぶが、正恩氏はそうした人々とは対照的に終始笑みを浮かべて満足げな様子でいるというのが定番のシーンとなっている。

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北朝鮮では大声を上げて「泣く」ことがひとつの文化となっている。ごく一般的な人なら、幸せな時や心を打たれた時、強い誇りを感じた時、苦労の末に成功した時などに泣く。だが北朝鮮人の場合は、これに“偉大なる首領の姿を見た時”が加わる。あれほど大声を上げて泣くのはなぜなのか。

北朝鮮では政治指導者が姿を現すと、それを取り巻く人々の多くが泣き叫ぶが、それは女性に限ったことではない。正恩氏が2013年6月2日に最前線の部隊を視察した際、到着した正恩氏を前に兵士たちは激しく涙を流した。

北朝鮮では、大声を上げて「泣く」ことは権力者への尊敬や民族へのプライドを表現する手段であり、愛国心を示すことでもある。泣くことは生理的機能の一つだが、それはある種の刺激に対する結果であり、「金正恩」という名前やイメージが北朝鮮人の涙腺との間に刺激と反応のメカニズムを作り出しているのかもしれない。(翻訳・編集/岡田)

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