中国が初の輸出規制に関する白書を発表

CRI online    2021年12月29日(水) 17時20分

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国務院報道弁公室は29日、「中国の輸出規制」と題する白書を発表しました。写真は深センの塩田港。

国務院報道弁公室は29日、「中国の輸出規制」と題する白書を発表しました。同白書は、輸出規制について中国が発表した初の白書であり、輸出の規制や管理を完備することについての中国の立場や制度、実践を全面的に紹介し、世界の平和と発展を維持し、国の安全と国際社会の安全を守る中国の主張と行動を紹介することを目的としています。

全文は9000字余りで、本文は中国の輸出規制の基本的立場、輸出規制に関する法制度と管理体制の整備、輸出規制システムの現代化の推進、輸出規制分野の国際交流と協力の展開という4部分で構成されています。

商務部の関係者は中国の基本的主張について、「中国は、大国は輸出規制分野で国際社会の共同の安全を推し進め、国際社会における輸出規制を公正、合理、差別しないという正しい方向へと発展させるべきであり、国際協力に各国の権利平等、機会平等、ルール平等をよりよく実現するべきだと主張する」と述べました。

同関係者は、開放拡大と輸出規制の関係をいかに処理するかについて、「対外開放は中国の基本的国策だ。中国は長年、発展と安全、開放と安全を統一的に計画し、ビジネス環境を改善すると同時に、開放の監督管理能力とリスクの予防・コントロール能力を教化し、対外開放に伴う大きなリスクを効果的に防止し、ハイレベルな対外開放を促進してきた」と説明しました。

さらに、現代的な輸出規制システムの整備については、「中国は国際的に通用する許可証管理、エンドユーザー証明書、通用許可などの制度を採用し、関連する国際条約の権威と有効性を守り、核、生物、化学、ミサイル、軍需品などの分野に関連する義務と約束を履行し、国際社会と地域の平和と安定を維持する。2020年12月1日施行の『輸出規制法』は、中国による輸出規制の範囲、政策、リスト、措置、監督管理、法律責任などの基本制度を確立した。これは中国の輸出規制の発展過程において一里塚の意義を持つ。商務部は『輸出規制法』や関連規則に基づき、今年4月に『両用物質の輸出事業者の輸出規制についての内部コンプライアンス体制の構築に関する指導意見』と『両用物質の輸出規制に対する内部コンプライアンスのガイドライン』を改正して公布した。企業はこれらの文書の要求に基づいて社内コンプライアンス制度を整備することができる」と述べました。(提供/CRI

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