中国でスポーツを統括する国家体育総局は28日、サッカーのフル代表とU-23（23歳以下）代表の選手がタトゥーを追加することを禁止し、U-20以下の世代の代表でタトゥーを彫った選手の招集を禁止するとの見解を示した。

中国のニュースサイトの澎湃新聞によると、国家体育総局が、中国人民政治協商会議第13期全国委員会第4回会議での中国サッカーの振興に関する提案への回答として示したもので、すでにタトゥーを彫っている選手については除去するよう忠告するとし、特別な事情がある場合は、チームの同意を得た上で練習中や試合中にタトゥーを隠すことを求めた。

代表選手のタトゥーをめぐっては、中国サッカー協会が2018年3月の国際親善試合「チャイナカップ」に出場する選手にタトゥーを隠すよう指示したとされ、一部の代表選手が包帯を巻いたり、長袖のユニホームを着用するなどしてタトゥーを隠した。（翻訳・編集/柳川）