公正・合理的・無差別の輸出管理を堅持

CRI online    2021年12月31日(金) 14時0分

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国務院新聞弁公室は29日、「中国の輸出管理」と題する白書を発表し、国際的な輸出管理は公正・合理的・無差別の方向に発展すべきと提唱しました。

国務院新聞弁公室は29日、「中国の輸出管理」と題する白書を発表し、国際的な輸出管理は公正・合理的・無差別の方向に発展すべきと提唱しました。これは、輸出管理をめぐるグローバルガバナンスに存在する個別の無秩序な状況と反グローバル化の思潮に対して中国が示した正しい道であり、その主旨は多国間主義を人類の進むべき道の灯とすることです。各国が輸出管理を実施していますが、自国の輸出管理体制とそのメカニズムを構築する上では、グローバル化の一層の発展の維持と促進に絶えず貢献すべきであり、グローバル化の発展を阻害すべきではありません。

ここ数年、米国の先導によって国際的な輸出管理の分野では逆行現象が生じています。経済貿易の発展を促進するのではなく「デカップリング」が推し進められ、経済のグローバル化を促進するのではなく、それを後退させ、人類運命共同体を推進するのではなく、少数の国のグループ内で技術を閉じ込めています。この逆行は大国間の競争を一方的に強調し、国家安全保障の概念を拡大し、全世界のサプライチェーンを切断しています。この逆行は主要貿易国を排斥し、技術障壁を設けています。この逆行は恣意的に輸出管理の範囲を拡大し、科学技術の正常な交流に悪影響を与えています。輸出管理は技術の進歩に伴って絶えず更新される必要があり、国際的な科学技術交流と協力を遮断しては断じてなりません。

輸出管理は安全上のリスクを低減し、平和で持続可能な国際的貿易環境の形成に有益です。輸出管理の主眼は核、生物、化学などの大量破壊兵器とその運搬手段の拡散防止です。効果的な輸出管理は、これらが大量破壊兵器の開発に使われることを防止し、紛争リスクを軽減し、緊張を緩和させ、安定した国際的貿易環境を創出します。

輸出管理は企業への評価を維持し向上させ、貿易の障害を減少させるために有効です。企業にとっては、輸出管理に適合するコンプライアンスを整備する社内業務は増えますが、それ以上に取引における利便性がもたらされ、企業に対する評価が高まることで、長期的発展のために大いに有益です。

また、輸出管理により国際的な相互信頼を増進し、貿易の流通効率を高めねばなりません。各国が国際慣例を順守し、効果的な輸出管理措置を実施し、協力と協調を強化することは、安全面における信頼を増進し、互いの政策上の見通しを安定させ、商品の流通効率を高め、共に繁栄し発展するという目標を実現するために有益です。(提供/CRI

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