2022年1月1日、中国メディアの新浪財経に、韓国の昨年12月の輸出が好調で、年間の輸出額が過去最高を記録する見込みだとする記事が掲載された。

記事は、韓国産業通商資源部が1日に発表したデータとして、韓国の昨年12月の輸出が前年同期比で18．3％増加したと紹介。昨年1年間の輸出額は6445億米ドルで、これまで最も多かった2018年の6050億ドルを上回る新記録にあると伝えた。

そして、12月は対米輸出額が同20．8％、対中輸出が同22．9％増加しており、対立する米中両国との関係を保ちながら双方に対する輸出額を増やし、経済を活性化させるという韓国の立ち位置が浮き彫りになったことを紹介している。また、東南アジア向けの輸出も同23．2％増加したことを紹介した。

さらに、12月は半導体の輸出額が同35．1％増、石油化学製品が34．3％とそれぞれ大きく増え、農作物や水産品の輸出は同19．8％増だったと伝えている。

記事は、新型コロナの感染が拡大する中で輸出が韓国経済を支える大きな柱となっており、今回のデータでも現在の韓国経済における輸出の存在感が示された一方で、韓国政府は今年の輸出増加ペースについて、コロナ収束で消費形態が従来の状態に戻ることから前年同期比2％程度の増加にとどまるとの予測を示していることを伝えた。（翻訳・編集/川尻）