人民網日本語版 2022年1月5日(水) 8時50分
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中国で鋼材・アルミ材などの材料の自給率が98%を超えた。資料写真。
2025年までに原材料工業がより質が高く、より効率的で、より配置が優れており、よりグリーンでより安全な産業構造を大まかに形成する。35年までに世界的に重要な原材料製品の研究開発、生産、応用の先端を行くようになる。中国工業・情報化部はこのほど「『十四五』原材料工業発展計画」を発表し、原材料工業の今後5年の全体的な発展方向と今後15年の長期目標を明確にした。人民日報海外版が伝えた。
「中国はすでに名実相伴う原材料工業大国になっている。中国の原材料工業の付加価値額が一定規模以上の工業に占める割合は2020年に27.4%にのぼり、15万種以上の品種を生産し、広く国民経済及び社会発展の各分野に用いられた」。工業・情報化部原材料工業司の陳克龍(チェン・カーロン)司長によると、第13次五カ年計画(2016-20年)以降、中国の原材料工業のモデル転換と高度化の成果が顕著だ。鋼、銅、アルミ、ネタノール、尿素、セメント、フロートガラスなどの主要製品の生産量が数年間にわたり世界一を維持している。先進エネルギー貯蔵材料、太陽光発電材料、超硬材料、新型ディスプレー材料などの100種以上の材料の生産量で世界一になっている。中国はすでに材料産業の体系種類が最もそろった国になっている。製品の種類が豊富で、鋼材、アルミ材、太陽光発電ガラスなどの材料の自給率が98%を超えている。
同計画は次の5つの面における具体的な目標を打ち出した。
(1)供給先端化水準を絶えず高める。複数の重点戦略分野の基幹基礎材料のブレイクスルーを実現する。重点業界の研究開発投入強度を1.5%以上とし、複数の産業基幹コア技術を確立する。
(2)構造の合理化水準を持続的に改善する。粗鋼やセメントなどの重点原材料大口製品の生産能力を持続的に減らしていく。5~10社の生態主導力とコア競争力を持つ産業チェーンリーディングカンパニーを形成する。原材料分野で5つ以上の世界級の先進製造業クラスターを形成する。
(3)発展のグリーン化水準を大幅に上げる。粗鋼1トン当たりの総合エネルギー消費量を2%削減し、セメント製品の単位クリンカー当たりエネルギー消費量を3.7%削減し、電解アルミニウムの二酸化炭素排出量を5%削減する。重点業界の単位生産高当たり汚染物排出強度を引き下げ、総量を削減し、工業固形廃棄物などの固形廃棄物の総合利用率をさらに高める。
(4)産業デジタル化モデル転換の効果を際立たせる。スマート製造能力の成熟度がレベル3以上の企業を20%以上にし、鍵となる工程のデジタル制御率を70%以上にする。100以上のスマート製造モデル工場、10以上のインダストリアルインターネットプラットフォームを建設する。
(5)体系安全化の基礎をより堅固にする。重点業界の鍵となる生産プロセス技術や設備の独自制御水準を大幅に上げ、産業チェーンの断裂と詰まりを大幅に減らす。都市部人口集中エリアの危険化学品生産企業移設・改造任務を全面的に完了する。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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