Record Korea 2022年1月5日(水) 17時30分
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5日、韓国・YTNなどによると、ハリー・ハリス前駐韓米国大使は4日、文在寅大統領が推し進める朝鮮戦争の終戦宣言について「宣言により何が変わるのか自問するべきだ」と否定的な立場を示した。写真は韓国。
2022年1月5日、韓国・YTNなどによると、ハリー・ハリス前駐韓米国大使は4日(現地時間)、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が強く推し進める朝鮮戦争の終戦宣言について「宣言により何が変わるのか自問するべきだ」と述べ、否定的な立場を示した。
記事によると、ハリス前大使はワシントン・タイムズ財団主催のセミナーで「終戦宣言は平和協定でない」と強調し、「休戦協定は今も素晴らしいもので、韓国を守るという米国の条約上の義務も素晴らしいものだ」と述べた。また、「北朝鮮の脅威への対応力を弱化させることを見返りに北朝鮮と対話することは絶対にあってはならない」とし、対話と軍事的備えは必ずセットで行わなければならないと主張。北朝鮮との対話の見通しについても「バラ色のシナリオだとは思わない」と批判的な立場を示したという。
そのほか、「韓国は北京五輪を(外交的)ボイコットすることも、国連の北朝鮮人権決議案に参加することもできたが、何もしないのは弱いことだ」とも指摘したという。
これを受け、韓国のネットユーザーからは「日本と同じ考え方」「日本のにおいがプンプンする」「終戦宣言したら列車の線路をつないで欧州に行ける」「変わるものがないならしてもいいということ?同じ状況なら終戦した方がいいに決まっている」など反発の声が多数上がっている。
一方で「これが正常だよ。北朝鮮の核の脅威は消えていないのに韓国だけ終戦を宣言したところで何になる?」「米韓合同訓練に反対したり、北朝鮮との対話のために韓国の軍事的抑止力を緩和する終戦宣言を主張したり、駐韓米軍の撤退を主張する人たちは対話以外の他の目的があるに違いない」など賛同の声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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