韓国の大統領候補、脱毛治療薬と歯科インプラントの助成を公約に

Record Korea    2022年1月6日(木) 7時20分

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5日、韓国・国民日報は「共に民主党」公認の李在明候補が歯科インプラントの健康保険適用を公約として検討していると報じた。写真は李候補。

2022年1月5日、韓国・国民日報は「共に民主党」公認の李在明(イ・ジェミョン)候補が歯科インプラントの健康保険適用を公約として検討していると報じた。

記事によると、李候補は今週中に「小確幸(『小さいけれど確かな幸せ』の略語)」公約として脱毛治療薬と歯科インプラントの健康保険適用を順次発表する予定だという。これに先立ち、李候補は2日に脱毛治療薬の健康保険適用を「小確幸」公約として検討することを公言していた。これを受け、脱毛関連のオンラインコミュニティーには李候補を支持するコメントが殺到。李候補のスローガンをアレンジした「これからはきちんと植える。私の頭のために、イ・ジェミョン」というフレーズも一気に拡散されたという。

共に民主党の関係者は「脱毛治療薬の公約が薄毛に苦しむ人々、特に20~30代の男性を対象に大きな反響を呼んだとすれば、インプラント助成の公約は中高年層の反響を呼ぶだろう」と期待しているという。別の議員は「低成長、多元主義の時代において個人の生活と福祉の重要性がますます高まっている」とし、「国家成長戦略などの『メガ公約』を打ち出すことも大事だが、無党派層にとっては『イ・ジェミョン氏は国民個人の生活をサポートする』というイメージを強調する方がより効果的だ」と説明しているという。

しかし一部では、健康保険の財政状況を考慮せずに公約を乱発する「ポピュリズム(大衆に迎合して人気をあおる政治姿勢)」を批判する声も上がっているといい、「脱毛治療薬や歯科インプラントを助成するのならば、美容整形や皮膚科の治療なども健康保険の適用対象になるのではないか」と不公平を訴える意見も見られるという。これに対し、同党の中堅議員は「保障範囲や、脱毛治療が病気か美容かについてなど、いろいろな議論が出てくるだろう」としつつも、「それでも李候補の『小確幸リーダーシップ』は印象に残り、無党派層の吸収に大いに役立つはず」と語ったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「20~40代にとっての脱毛と、50~70代にとってのインプラントは本当に大きな問題」「歯がなければ人生の質は確実に低下する。半額助成してくれるだけでもたくさんの人が喜ぶはず」「お金のない人たちは60代になってもインプラントができずきちんとかめないから、胃腸の病気も患っている。人生100年時代において、高齢者にとってはありがたい話」「歯科助成を支持する。治療費が高すぎる」「さすが李候補。『かゆい所に手が届く』から、すごくありがたい」など、賛成する声が多く寄せられている。

一方で、「医療保険の財政の健全性は誰が責任を取るの?」「税金を使わず、李候補の金でやって」「この人を選んだら国が潰れるよ」など、批判のコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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