中国のワイン消費が最近10年間で初の減少、仏企業はインドなど新たな市場開拓へ―仏メディア

Record China    2014年5月28日(水) 7時37分

拡大

27日、中国のワイン消費量が初めて減少し、フランスのワイン業界はインドやベトナムなど他の新興国で中国に代わる市場を探し始めている。写真は海南省海口市のワイナリーに並んだ世界各地のワイン。

(1 / 2 枚)

2014年5月27日、アジア太平洋地域のワイン・スピリッツ見本市「VINEXPO ASIA‐PACIFIC」が香港で開幕。展示会開催の背景には中国のワイン消費量がここ10年で初めて減少したことがある。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

その他の写真

AFP通信によると、専門家の多くは、中国のワイン消費は今後再び増加するが、これまでのように急増することはないとの見方を示している。フランスのワイン業界はインドやベトナムなど他の新興国で中国に代わる市場を探し始めている。

国際酒類事業局のデータによると、フランスを抜いて赤ワインの最大消費国となった中国のワイン消費は昨年3.8%減少した。中国政府が接待や贈り物に制限を設けたことや中国経済の減速、フランスの輸出業者に対する中国のアンチダンピング調査などがフランスのワインメーカーに大きな影響を与えた。

仏ワイン・蒸留酒輸出業者連合会のデータによると、フランスの中国へのワイン輸出量は昨年12.5%減、輸出額も18%減となり、名酒の輸出は特に大きな影響を受けた。中国市場の変化に関して、同連合会は2013年の活動報告書で、輸出増加のためにはアジア地域での新たな市場開拓か南米市場が必要であると指摘している。さらに、タイやインド、ベトナム、フィリピン、韓国といった市場は将来的に2桁の増加が見込めるとしている。しかし、税率の高さや輸入制限、自国のアルコール製品が主流であることなどから、これらの市場で発展していくのは困難との見方を示している。(翻訳・編集/藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携