国家林業・草原局はこのほど、2021年の国家湿地公園の審査の結果を発表した。山西省懐仁市の口泉河、江蘇省沛県の安国湖などの国家湿地公園44カ所が審査に合格した。人民日報海外版が伝えた。

同局は次のことを要求した。▽審査に合格した国家湿地公園は引き続き「全面的保護、科学的修復、合理的利用、持続的発展」の原則を堅持し、さまざまな措置を取り、湿地の生態系の保護と修復を絶えず強化し、湿地生態系におけるサービス機能を向上させなければならない▽湿地をめぐる科学知識の普及宣伝教育の展開に力を入れ、社会全体で湿地保護の意識を高めなければならない▽科学的な研究・モニタリング作業を強化し、湿地資源の効果的な保護と合理的な利用のために科学的根拠を提供しなければならない▽引き続き国家湿地公園の建設・管理能力を高め、国家湿地公園の質の高い発展を推進しなければならない▽より多くの質の高い生態関連商品を提供して「豊かな自然は金銀同様の価値がある」という理念を実行する有効なルートを積極的に模索しなければならない。

現時点で、中国には国家湿地公園が899カ所ある。今では国の湿地保護システムにおける重要な構成要素であり、湿地の保護推進、湿地の機能発揮、湿地文化の発揚などで重要な役割を果たしている。（提供/人民網日本語版・編集/KS）